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潜水服は蝶の夢を見る

劇場に映画を観にいったのなんて、何年ぶりでしょうか・・・

ここ数年、映画といえば、CSかWOWOW、他に気に入った物があれば

DVDを購入して観ています。

どうしてわざわざ観に出かけたかというと、

自分が所属している仕事関係の協会の推薦があったからです。

下らない前置きはさておいて、公開前に映画評論家おすぎさんのナレーションで

CMも流されていたので、ご存知の方もあるかと思います。

潜水服は蝶の夢を見る という映画です。

ストーリー:

ジャン=ドミニク・ボビーは、フランスの有名ファッション雑誌編集長。

42歳で3人の子供に囲まれ、人生を謳歌していた。ところが、ある日突然、

脳梗塞に倒れる。数週間の意識障害から目覚めると、そこは病室。

でも何かがおかしい・・・

身体は全く動かないし、言葉も全く通じない。動くのは左の瞼と眼球のみ。

(locked in syndrome:閉じ込め症候群)

そんなジャンに言語聴覚士(映画では言語療法士)アンリエットが、

瞬きでコミュニケーションを取る方法を教えてくれる。

一度は死んでしまった方がましだと意思表示し

アンリエットを悲しませるが、少しずつ心が通じ合っていく。

そして、ジャンは瞬きで自伝を綴り始める。

たとえ、身体は潜水服を着ているように重く動かなくても、

蝶のように羽ばたく記憶と想像力で・・・(一部HPより引用)

(続きに興味がある方は劇場でorDVDが出たら是非どうぞ)

劇場に行く前に予めHPでおおまかなストーリーを読んでおりました。

多くの方が大変感動したというコメントを残していたので、かなり期待して

おりましたが、やはり自分の仕事に重ね合わせてしまうせいでしょうか?

フランス映画特有のシニカルな雰囲気のせいでしょうか?

大泣きはできませんでした。

「変にハッピーエンドな終わり方でないのが良かった」という感想を

どこかで読みました、確かに理解できます。でも、

私は逆に「もう少し脚色しても良いから感動的に・・」と

思ってしまったんです。

そして、人間が変わるのはそう簡単ではないと思いますが、

死の淵に立たされる経験をしても、やはり欲望に支配されているのか・・

と少々がっかりしたのも事実です。

ジャンの「私はもう自分を哀れむのを止めた」から始まり、

「私の人生は小さな失敗の連続だったように思う」と、内省はありますが、

彼自身の変化・新たな出発・・というのが無いのです。

でも、生き方なんて十人十色だし、ある意味最期まで人間臭く生きた男という事で

それはそれで素敵なのかもしれません。

あと、個人的には、このストーリーの中心的な役割を果たしている

言語療法士アンリエットの出番が後半に少なかった事が残念なのと、

専門家の端くれとして突っ込みたくなるような場面が少しありました。

いつもと違った映画を観たいと思っている方には良いと思います。

人間はいつどうなるかわかりません。

人生について、ちょっと考えてみる機会になるかもです。

お勧めです(結局お勧めなんかいっ・・・)

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僕の出番はないんかい?

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